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時に色っぽく、時に社会を鋭く風刺する「どどいつ(都々逸)」は江戸時代後期に登場し、舞台芸・お座敷芸として庶民に親しまれてきました。けれども、昨今はその音色を聴くことも少なくなってしまいました。三味線の旋律と七七七五音のここちよいフレーズ、自由奔放な表現力と強烈なパワーは、現代の人びとの心を捉える魅力を失ってしまったのでしょうか。もはや、その価値は乏しいのでしょうか。いいえ、そうとは思えません。「遊びごころ」という高い精神性とゆとりを備えた「どどいつ」は、耳にする機会、触れる場さえあれば、若い人たちにもきっと新鮮で人生を豊かにする芸能・文芸として受け入れられるでしょう。
ヴァイオリニストの森悠子氏は、次のような表現で「都々逸」の優れた音楽性を評価しています。
「まるで壊れるような繊細な音と絶妙な間……。今はみんな絶叫している。音楽も大きな音を良しとしている。心に触れる、繊細でいながら心に深くしみいる音楽を見つけた。まだ残っている……、とホッとした。ドレミと規則正しいリズムを学び過ぎたかも知れない。その外(そと)には無限の広場がある」。
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