ブラックホールの阿弥陀さま

どこにも見えないけれど
どこにでもいらっしゃるんだよ
  • 今小路 覚真 著
  • 発行 京都通信社
  • 装丁 納富 進
  • A5判 231ページ
  • 定価 1,760円(税込)

巻頭のことば

生老病死は、
全ての人が悩む苦悩であり、
仏教の教える「四苦」であります。
古来、この苦悩に悩まされながら生き抜くことが
いかに困難であったか。
生老病死は避けることのできない宇宙の大原則であります。
医学と宗教は、協力しながら発展していくでありましょう。
医学も宗教も、新しい時代を迎えつつあるといえるのです。

井村裕夫 巻頭のことば「宗教と医学」より抜粋

もくじ

  • はじめに

  • ほとけさまの存在

    • ゼロの位置
    • ブラックホール
    • 煩悩
  • いのちの出発

    • 宗教と医学
    • いのちの終わるとき
    • いのちは輪廻か
    • 恋と愛
    • 悩み
  • 生・老・病・死

    • お葬式
    • 死の経験
    • 四苦
  • 『看病用心鈔』

    • お坊さんの看とり
  • 『仏説阿弥陀経』

    • いのちの数
    • 勅命と軍隊
    • 30兆個のいのち
  • 『仏説観無量寿経』

    • 王舎城の悲劇
    • 人間の業
    • どうしようもない「縁」
  • 『仏説無量寿経』

    • ほとけさまと光
  • お釈迦さまの願いと「四十八願」

    • 地獄・餓鬼・畜生と黄金
    • 真実を顕すこと
  • 豊かな明日へ

    • 得度式を受ける
    • 真宗と葬儀
    • お香典
    • 法名と院号 お釈迦さまの弟子の名乗り
    • 平成・令和に変わるとも戦後は戦後
    • 政教分離
  • 今問われていること

    • お寺の存在理由と価値
    • お寺とイノベーション
    • お坊さんとの繋がり
    • 本との出会い
  • おわりに

お坊さんという立場は、自らがほとけへの道を歩むことの覚悟を決めた存在であるとの認識の上にあります。本書は、わたしの言葉で著しました。わたしは浄土真宗のお坊さんです。わたしの言葉は、私服であろうと、衣姿であろうと、いつであろうと、どこであろうとも、お坊さんとしての言葉です。仏教、お経、お寺、お坊さんについても、これまでの見方を少し変えてみるだけで、展望の開けない現状の閉塞感や距離感などから脱け出す道があるのではないでしょうか。

今小路 覚真