• おねんねまえに まねまねヨーガ。子どもとおとなのキレイな姿勢をつくる絵本

  • 「模倣(まねまね)遊び」を楽しみながら、ヨーガの基本的な6ポーズをひととおり体験できるように工夫しています。
  • 画像その2
  • 各ポーズの身体的・心理的な効果や、動きのポイント、お子さんへの言葉がけのタイミングなどをわかりやすく解説しています。
  • 文 伊藤 華野(いとう・かの)
  • 絵 まつおすみこ
  • 発行 京都通信社
  • 装丁 秋葉敦子
  • B5変判 48ページ
  • 定価 1,080円(1,000円+税)
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京都通信社の本
塗り絵としても楽しんでいただけます

子どもがなかなか寝つかない……。そんなとき、どうされていますか?

一日の終わりにかならずやってくる「おねんね」の時間。おとうさん・おかあさんが子どもとふれあい、絆を深める大切な時間です。子どもが寝つかなくて困ったとき、どんな工夫をされていますか。

音楽を聴かせたり、絵本を読み聴かせるのもよいでしょう。けれども、一日のエネルギーがからだのなかに残っていたり、うれしいこと、悲しいこと、楽しいこと、怖いことなどで気持ちが興奮していたり、かたよった姿勢を長く続けたためにからだが歪んでいたりすると、子どもはなかなか寝つけません。

「まねまねヨーガ」が深い眠りにいざないます。

お子さんを「まねまねヨーガ」に誘ってみませんか。子どもと一緒にからだをまんべんなく動かして姿勢を調えると、呼吸が深くなります。充分に呼吸ができると、あたまもからだもリラックスして、安心して眠りに入ることができます。お昼寝前にも効果的です。

「まねまねヨーガ」を続けると、きれいな姿勢ですごせます。

姿勢が良くなると、たくさんいいことがあります。

  • ① 深い呼吸ができるので、こころが安定してきます。
  • ② 快眠・快食・快便・快笑をうながし、ストレスからくる病気を防ぎます。
  • ③ 集中力がつきます。
  • ④ 根気、忍耐、ねばり強さがでてきます。
  • ⑤「ムカツク、キレル、メソメソ、クヨクヨ」が少なくなります。
  • ⑥ 思いやりのある行動がとれるようになります。
  • ⑦ まわりの人に「すがすがしい」気持ちを与えます。

おとなにもよいことがいっぱいあります。

この絵本は、発育・発達の途上にある赤ちゃんや幼児はもちろん、こころとからだのバランスを崩しがちな思春期や青年期の方たち、日々忙しく働いて疲れているおとうさんやおかあさん、充実した老後を過ごしたい高齢者の方など、幅広い年齢のみなさんに活用いただけます。

  • ① 心が穏やかになり、イライラや抑よくうつ鬱が減り、まわりの人や自分に寛容になれます。
  • ② ストレスによる頭痛、腰痛、便秘、下痢、肩こり、皮膚病、鼻炎、呼吸疾患などを解消します。
  • ③ からだの歪み、猫背、肥満、痩せすぎが解消され、健康的な体型が維持できます。
  • ④ 血液循環や老廃物の排泄がよくなって、からだの内部がきれいになり、肌も美しくなります。
  • ⑤ 加齢にともなう体力、記憶力、知覚(視力、聴力、嗅覚、味覚、皮膚感覚)の減退を遅らせ、
      エレガントに歳を重ねることができます。

おとなにもよいことがいっぱいあります。

いま、私たちおとなは、子どもたちの「いのち」を「自然」のリズムで育てることが難しくなってしまいました。子どもたちは、便利で簡単で効率的なことが「よし」とされるおとな社会のリズムの中で、たくましく生活しています。

「放っておいても子は育つ」のかもしれません。けれども、子どもたちをよく見ていると、姿勢の悪い子、からだや顔がゆがみ、鼻がつまって口が開いたままの子、視力の悪い子や話を聴き取る力の弱い子、手先の不器用な子などが目につきます。こうしたからだの面だけでなく、すぐにかんしゃくをおこしたり、泣き出したり、暴力をふるったりする情緒の不安定な子、相手の気持ちを感じとるイメージ力の乏しい子など、こころの面で心配な子どもたちにもよく出会います。

現代は、おとなが意識して子どもの「いのち」を護り育まなければ「いのち」が人間として育たない時代、そしてまた、子どもたち自身が、「いのち」の力に気がついて、「いのち」を大切にするこころやからだのつかい方を身につけなければ、人間らしく生きることが難しい時代なのではないでしょうか。

ヨーガとは「こころの働きを止滅すること」と古典が定義するように、あたまだけであれこれと考えず、「いのち」の声に耳をすませるプロセスそのものをさします。子どもにとっては「からだ・いき・こころ」というもっとも身近な「自然」に触れるあそびの時間になります。ヨーガは原始感覚を呼び覚まし、脳を活性し、姿勢や呼吸を整えて情緒を安定させます。子どもたちは楽しいヨーガあそびをとおして、自らの「いのち」が快適である状態がどのようなことかを知り、「いのち」の支えを感じ、「いのち」の力を信じることができるようになっていくでしょう。

子どもたちには一生を共にすごす自分自身の専門家になってもらいたいと思います。ヨーガで得られる感覚への「気づき」をとおして、自分の「いのち」の力に気づき、友だちの「いのち」の力にも共感できる、豊かでキレイなこころとからだをもったおとなに成長してくれることを願っています。

伊藤 華野
いとう・かの(11月4日生まれ 午歳)

沖縄女子短期大学児童教育学科専任教員。臨床心理士、ヨーガ療法士、福祉レクレーションワーカー、保育士、介護福祉士。

母親がヨーガ教師という環境に育ち、大学院では幼児健康学の原田碩三氏、臨床動作法の冨永良喜氏に師事。1985年から子どもを対象にしたヨーガ指導をはじめる。1991年から「子どもカルチャーEducation」を主宰し、保育現場や小学校などでヨーガを取り入れたオリジナルな教育方法を試み、子どもの健全育成に取り組む。

育児雑誌『月刊クーヨン』(クレヨンハウス)、『月刊ひかりのくに』(ひかりのくに)などの連載で、親子で楽しめるヨーガ遊びを紹介。著書に『キッズ・ヨーガ』(エンターブレイン)、共著に『赤ちゃんからの自然療法』(クレヨンハウス)、『幼児体育』(樹村房)など。ヨーガ遊びを実演で解説する映像教材「みんなで楽しく・まねまねヨーガ(仮)」(株式会社アイフォスタ)を制作。

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