オムロンけいはんな文化フォーラム

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発行者・オムロン株式会社/協力・NHK京都文化センター/制作・京都通信社/新書判 本文40ページ

「オムロンけいはんな文化フォーラム」は、オムロン株式会社が、企業の社会貢献活動の一環として一般市民を対象に開催している公開講演会で、毎月1回開催する「オムロン京都文化フォーラム」とは別に、年に4回実施している。京都、大阪、奈良のほぼ接点にあたる京阪奈丘陵に拡がる関西文化学術研究都市の活動を支援する目的もあって、この一角にある「けいはんなプラザ」を会場に、1995年から開催されている。京都通信社が録音起稿から編集、印刷まで一貫して受注。

/で区切って記載しているのは小見出し

No.15 『広告に見る現代』 島森 路子

No89

同時多発テロの背後で展開する戦争宣伝/平和な時代にこそ花開く広告/ブランドの確立に動く企業/ブランドというイメージがつくる価値/企業や商品を色で見せる時代が/広告の底流に流れるべきは企業哲学/時代と製品をえぐるシリアスな広告/街を身近な広告の舞台に/「今年、子どもをつくろう」
2002年7月10日

No.14 『信は力なり』 山口良治

No89

「良治くん、がんばるんよ」という先生の一言/夢はでっかく甲子園/泥んこのグラウンドで「ナイス・プレー!」/おれはもっとがんばれる/「すてきな自分」を選べる自由がある/誇りが自信をつくる/原点を洗い出してくれた涙/夢を語り、心ときめかせる教育
2002年6月10日

No.13 『妙に哲学的な時代』 鷲田清一

No89

考えずにはいられない生き物・人間/哲学が難解である不可解な理由と正当な理由/見えているのに、見ていないことを、見えるようにする/時代と世相を斬る哲学と広告コピーとは一卵性双生児/哲学的思考を必要としている日本のいま/わからないことの存在を感覚・把握する/生きてゆくには、困難と格闘するしかない
2001年9月20日

No.12 『今日がいちばん若い』 俵 萠子

No89

老後と生きがいを真剣に考えるべき時代/四十代から準備をはじめた私のセカンド・ライフ/無我夢中で探し求めた私の生きがい/いちばん老いた今日の私は、残りの人生でいちばん若い/「いつか」やるなら、「いますぐ」おやりなさい/お金をかければ、元手をとろうと努力するのが人間/新しいなにかに、いつも挑戦していたい
2001年7月5日

NoNo.11 『人間ばんざい──私と『てんのじ村』の芸人さんたち』 難波利三

No89

いたずら好きの神さんは、おもろいことをしはる/厳しく教えられた人生のすばらしい教訓/人間には死ぬということがあるんやぞ/直木賞候補になった夜に閉鎖した塾経営/「てんのじ村」との出合い/けったいな芸人さんたち/身を寄せあって生きる善意の人びとと人情/そんなことしたら、てんのじ村を歩けまへんがな/出会いこそが「人間ばんざい」と言える最高の宝物
2000年8月21日

No.10 『日本人の心と信仰』 山折哲雄

No89

悲しみのメロディを排除して暮らす日本人/親の無い兒は入り日を拝む/伝統的な宗教心がいまも強固な日本人/日本人の精神基盤を形成する三つの信仰/『夕焼けこやけ』が教える仏教的世界観/無意識のなかの宗教心と自然のイメージ/日本人の心の根本をつくる無常観/時間を超えて受け継ぐべき尊きもの


2000年4月10日

No.9 『古都復原40年──平城京よもやま話』 坪井清足

No89

東アジアの勢力構造の変化と大和朝廷の成立/破壊と保存の狭間で揺れた平城宮跡/手探りのなかでの復原作業/池を配し、酒をつくり、祭りにいそしんだ宮人たち/優れた技術と政治力で支配体制を確立する/発掘される用具から知る暮らしのありよう/お抱えの工人たちが働く工房でもあった/木簡と遺物から歴史を再現する
1999年3月25日

No.8 『檻の中からのメッセージ──動物たちに学ぶもの』 亀井一成

No89

大震災におののいた動物たちの行動/おっちゃん、どうして鳥には耳がないの?/子どもを産み、育てる親の心/動物たちと触れあうための心得/賢い動物たち・愚かな人間たち/家族ぐるみでチンパンジー育てに奮戦/間違った教育と躾で育てられた生き物たちの悲劇/さわやかな感動を経験するのが動物園
1999年3月1日

No.7 『私の中の困った私』 時実新子

No89

「一人が好きな私」が楽しんだディナー/「ぼくは中庸をゆく」と宣言した息子/「食談」をだいなしにした親子喧嘩/窓の外を眺めていたら俳句、窓を背にしたら川柳/私はとことん尽くす「女房タイプ」/娘に背中さえ掻かせなかった父/太陽があって初めて光る月でいいじゃない
1998年11月10日

No.6 『現代人のこころと悩み』 香山リカ

No89

多様化し、裾野が拡がったこころの病/「私の生き方」につまずき悩む女性たち/淋しさを増幅させる豊かで自由な環境/都会と田舎で差のない子どもの暮らし/矛盾する気持ちにバランスを失う子どもたち/悲劇の三つのパターン/病める社会へと突入する現在/悩み迷う子どもにどう接すればよいか/若者に希望を与える大人の生き方こそ肝要
1998年8月28日

No.5 『リーダーの役割』 遠藤幸雄

No89

根性と心のつっかい棒/個々の能力、個性、プロセスに配慮する/欠点を努力で補う─ウルトラCの誕生/「転ばぬ先の杖」は必要か/周囲の人の話を聞く余裕と、それを活かす姿勢/心の余裕・心の蓄え/健康づくりのすすめ
1998年3月30日

No.4 『花鳥画を描く』 上村淳之

No89

花や鳥に想いを託す東洋人/「描かざる空間」に秘められた想い/ありがたいと手を合わせる気持ち/植物や鳥の生きざまに学ぶ/おのれの命を犠牲に子を救う母鳥/失われつつある東洋の感性日
1997年7月30日

No.3 『お釈迦さまの姿とこころ』 西村公朝

No89

五四七回も生き死にを繰り返したお釈迦さま/三十二相八十種好に伝えられるお姿/涅槃図からなにが読みとれるか/方便でこの世に現れ、方便で涅槃に至る/あなたの生命に永遠の「命」を与える
1997年2月20日

No.2 『「万葉集」にみる人間愛』 中西進

No89

愛を長つづきさせたいのなら「美しき言つくしてよ」/ありきたりの口説き文句もくり返せば効果あり!?/いくつになっても子どもは子ども、親は親/愛を見つめた唯一の万葉歌人──山上憶良/親を縛りつける子ども、子を愛さずにはおれない親/迷いと矛盾をかかえて生きた「愛の観察者」
1997年1月30日

No.1 『人生っておもしろい』 市田ひろみ

No89

CMに私の起用を推薦してくださったディレクター/逆さぼうきがもたらした波紋/OLを大映の女優に推挙してくださったお茶の先生/大部屋女優の私を抜擢してくださった監督/着物教室開催の機会を与えてくださった室町の問屋さん/負けたらあかん、がんばろう/一生を幸せに、よりよく生きるために/京おんなの見栄の美学
1996年3月29日発行