尊勝院 洛東粟田
尊勝院 洛東粟田
祇園さんの「おけら火」の由縁

正和年間(1312-16)、比叡山横川から洛東粟田口に移ったさいに、御本尊を祀るお堂ができるまで、住職が別当職として兼務していた八坂の祇園社に一時的に合祀されました。元旦の寅の刻に大師様の宝前で息災の護摩を奉修し、その護摩供の火が信徒に配られました。これが「をけら火」のはじまりです。以来、祇園さんの「をけら火」は、京の正月には欠かせない風物詩です。ちなみに「おけら」とは、息災を意味梵語の「オキャラ」に由来します。
尊勝院 洛東粟田
尊勝院 洛東粟田

HP制作:京都通信社