『社会と調査』24号
特集 「声を出しづらい人々」と社会調査
2020年3月発行
編集・発行 社会調査協会
B5判 113ページ
定価 1,200円+税
ISBN 978-4-903473-88-8
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巻頭言
特集:「声を出しづらい人々」と社会調査
高野和良
齋藤直子
高畑 幸
Refereed Paper
保坂 稔・渡辺貴史
横井桃子・川端 亮
調査の現場から
調査実習の事例報告
生活と退園後の生活支援に関する実態調査
土屋 敦
上村泰裕
働く社会調査士
Commentary
Column 調査の達人
山本 努
池岡義孝
Column 世界の調査/日本の調査
敷島千鶴
安藤寿康
Column 社会調査のあれこれ
私の3冊
著者が語る社会調査テキスト
書 評
永吉希久子
2019年度 社会調査協会賞 受賞のことば
日本社会では、国際化の動きのなかで外国にルーツをもつ人々が増えている。児童虐待に巻き込まれる子どもたちも少なくない。日本語能力が十分ではない外国籍の方やそもそも言葉を扱えない乳幼児などのように、自らの意思をうまく伝えることができない人たちが直面する困難を、私たちはどのように捉えればよい のか。
社会調査を行うにしても、自身で調査票に書き込めず、意思表示も難しい当事者の声を聞くことは、どのようにして実現できるのか。意思表示の難しさという点では、少年院在院の非行少年のように接触に制限がありコミュニケーションが取りづらい人々もいれば、被差別地域をとりまく複雑な状況のなかで、自ら口を閉ざす人々もいる。本特集では、こうした人々を対象に社会調査を行ってきた研究者の経験をもとに、社会調査の難しさを強調するだけにとどまらず、どのような工夫が必要であったのかや、得られたデータを分析する際に注意すべき点は何であるかを考えてみたい。
平尾桂子「特集紹介」から抜粋
