『社会と調査』25号
特集 べイズ統計学が拓く調査データ解析の最前線
2020年9月発行
編集・発行 社会調査協会
B5判 108ページ
定価 1,200円+税
ISBN 978-4-903473-89-5
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巻頭言
特集:ベイズ統計学が拓く調査データ解析の最前線
登藤直弥
清水裕士
Refereed Paper
須藤康介
Research Report
笠井賢紀
調査の現場から
働く社会調査士
Commentary
Column 調査の達人
石田 浩
Column 世界の調査/日本の調査
福田節也
Column 社会調査のあれこれ
私の3冊
著者が語る社会調査テキスト
書 評
野沢慎司
湯川やよい
遠藤 薫
酒井 朗
マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツは、1996年にマイクロソフトが競争優位に立っている理由としてベイズ統計学の技術を挙げた。そして、2001年には 21世紀のマイクロソフト社の戦略はベイズ統計学であると宣言した。
現在、ベイズ統 計学は自動運転や迷惑メールフィルターなどで使われ、人工知能開発においても重 要な役割を果たしている。データサイエンスが隆盛を極める現代において、ベイズ 統計学はその中心的存在とも言えるだろう。一方で、ベズ統計学は社会科学分野の調査データ解析研究でも活用されているが、そのことは研究者の中でもあまり知られていない。「ベイズ統計学」という言葉は知っているが、それが一体なんであるかは知らないという読者も多いだろう。
本特集は、心理学・教育学・マーケティング分野でベイズ統計学による研究を行っている6名の執筆者をお招きし、各分野における調査データを題材としてベイズ統計学の活用方法や有効性について論じてもらった。また、ベイズ統計学による分析を具体的に 行いたい読者のために、ソフトウェア案内についても企画した。読者にベイズ統計学への注目を持ってもらい、自身のデータ分析に役立ててもらうことができれば幸いである。
尾崎幸謙「特集紹介」から抜粋
