『社会と調査』26号
特集 企業組織を調査する
2021年3月発行
編集・発行 社会調査協会
B5判 108ページ
定価 1,200円+税
ISBN 978-4-903473-96-3
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巻頭言
海野道郎 東北大学 名誉教授
特集:企業組織を調査する
池田心豪
佐藤 厚
山下 充
佐野嘉秀
Refereed Paper
辰巳智行・中澤高師
畑農鋭矢・竹下 諒
Research Report
船戸修一
小松 洋・阿部晃士・篠木幹子
調査の現場から
働く社会調査士
Commentary
Column 調査の達人
田中智仁
Column 世界の調査/日本の調査
石井クンツ昌子
Column 社会調査のあれこれ
私の3冊
松原 望
著者が語る社会調査テキスト
桜井 厚
書 評
西村幸満
原 俊彦
飯田浩之
尾崎幸謙
2020年度 社会調査協会賞 受賞のことば
マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツは、1996年にマイクロソフトが競争優位に立っている理由としてベイズ統計学の技術を挙げた。そして、2001年には 21世紀のマイクロソフト社の戦略はベイズ統計学であると宣言した。
現在、ベイズ統 計学は自動運転や迷惑メールフィルターなどで使われ、人工知能開発においても重 要な役割を果たしている。データサイエンスが隆盛を極める現代において、ベイズ 統計学はその中心的存在とも言えるだろう。一方で、ベズ統計学は社会科学分野の調査データ解析研究でも活用されているが、そのことは研究者の中でもあまり知られていない。「ベイズ統計学」という言葉は知っているが、それが一体なんであるかは知らないという読者も多いだろう。
本特集は、心理学・教育学・マーケティング分野でベイズ統計学による研究を行っている6名の執筆者をお招きし、各分野における調査データを題材としてベイズ統計学の活用方法や有効性について論じてもらった。また、ベイズ統計学による分析を具体的に 行いたい読者のために、ソフトウェア案内についても企画した。読者にベイズ統計学への注目を持ってもらい、自身のデータ分析に役立ててもらうことができれば幸いである。
尾崎幸謙「特集紹介」から抜粋
