医の心 私の人生航路と果てしなき海図

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私は、常に「いのち」の重さを感じてきたように思う。

そこに美しさ、いとおしさ、たくましさを感じる。
そして、私が心がけてきたこと、それは将来を見つめて、もっとも適切と考える方向を示すことであった。
第一部、「いのちの断章」は、晩年の私が「生命」と「いのち」について考えたことを書き綴ったものである。
第二部は、私が歩んだ道を履歴書ふうに書いたものである。人生を船旅にたとえるなら、辿った跡はやがて消える、か細いひとすじの航跡である。
そういう私の人生を支えてもらったじつに多くの人に感謝したいと考えた。
そんな話も盛り込んだこの本は、少し奇妙なオムニバスになってしまったが、私の人生のまとめにはふさわしいかもしれない。

「はじめに」より抜粋

ISBN 978-4-903473-24-6

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¥1,870(税込)
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