京都大学医学部 内科学第二講座 – 百十五年の歴史と伝統 –

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はじめに(抜粋)

京都大学医学部内科学第二講座は、1901年(明治34年)、中西亀太郎初代教授の就任とともに始まり、1995年大学院重点化によって臨床病態医科学講座(主任中尾一和教授)と改称された。さらに2002年以降、内科学講座の再編とともに、それぞれ専門内科に別れ、かなり多くの人が内分泌代謝学講座、現在は糖尿病・内分泌・栄養内科学(主任 稲垣暢也教授)講座に所属することとなった。従って内科学第二講座は、ほぼ20世紀とともに歩んで、発展的に解消した教室であると言ってよいであろう。(中略)
分科と総合、それは内科学が抱え続けねばならない宿命的な課題であって、簡単な解がないことは明らかである。しかしまた、常に問い続けねばならない重要な問題でもある。京都大学医学部内科学第二講座の歴史を通して、この医学の不変の課題について少しでも理解していただければ幸いである。
井村 裕夫 (昭和29年卒 京都大学名誉教授/京都大学 元総長/日本学士院長)

ISBN 978-4-903473-25-3

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