バイオロギング2 動物たちの知られざる世界を探る
WAKUWAKUときめきサイエンスシリーズ6
バイオロギング2
動物たちの知られざる世界を探る
日本バイオロギング研究会 編
発行 京都通信社
装丁 高木美穂
A5判 224ページ
定価 2,200円+税
2016年9月1日 発行
ISBN 978-4-903473-55-0
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私たち日本バイオロギング研究会が初めての本、『バイオロギング──最新科学で解明する動物生態学』を出版したのが2009年9月。年月が経つのははやいもので、もう7年も昔のことです。当時、学生や大学院生だった若者たちの多くが、いまでは国内外各地の研究機関や大学で第一線の研究者として活躍しています。最近ではマスコミ、とくにテレビ番組で「動物目線のバイオロギング」として取り上げられる機会が多くなっているので、彼らの姿を目にした方もおられると思います。マスコミに注目されるのは、技術の発達によって、これまで得ることができなかった氷の下の海や大空からの臨場感あふれる動物目線の映像データが得られるようになったことが一因でしょう。
そもそも「バイオロギング(Bio-logging)」はバイオ(生きもの)+ロギング(記録をとる)を組み合わせた和製英語です。わかりやすい英語なので、いまでは世界各国の研究者が専門用語として使っています。しかし、意外にもこれを日本語で正確に言い表す適当な単語が見当たりません。逆に言えば、適当な言葉がなかったのでわざわざ和製英語をつくらざるをえなかったともいえますが……。
強いて訳せば、「超小型記録計・発信機装着動物行動記録」ということになるでしょうか。その実態については、本文を読んでいただくことにしましょう。この7年間でバイオロギングによって明らかになった動物たちの意外な日常生活のようすと、その動物たちをフィールドで追いかけている私たちの仲間の奮闘ぶりをお楽しみください。
荒井修亮 「巻頭言」から
