地域研ニュース

ホーム > これまでの仕事 > 地域研ニュース

発行・国立民族学博物館 地域研究企画交流センター/制作・京都通信社
A4表紙・本文12ページ(全2色)

 地域交流企画交流センター(略称・地域研)は、地域研究に関する研究機関や研究者の交流・連携と情報の蓄積・利用をはかることを目的に国立民族学博物館に付設されるかたちで設立されている。学問や研究の目的と方向性を明確に打ち出し、ある意味で世界の平和戦略の構想づくりを担当するような性格を有している。この表現には、クレームがつくかもしれないが、研究成果を人類の平和的共存に利用するというのは、当然の社会的要請だといえようか。

 地域研究は、環境、農業、国際政治、法律、文化など、多様な学問分野を融合させながら、特定の地域を分析・理解しようという新しい視点を伴った学問だけに、幅広い研究者を対象にしている。その考え方、研究の目的、方向性などを各界の人たちと議論しながら相互理解を深める必要から毎号対談を掲載してきた。異分野の研究者の視点の違いなどを紹介するフォーラムやエッセイ、それにシンポジウムや研究集会などの活動報告も掲載して、紙面をびっしりと文字が埋めている。

 一人でも多くの研究者や関係者に理解と共感を求めたいと郵送されていたが、郵送料の増加が問題に。結局、ホームページでご覧いただくことになった。A4にレイアウトした紙面が印刷できるようにしてある。じつは、私どもがウェブ情報の分野に進出する機会を与えていただくことになったという経緯がある。

『地域研ニュース』No.13(2003年5月12日更新)

  • ファインダーから見た世界:「国境のバザール」帯谷知可
  • 人と話題の「博情報館」:地域研座談会「開発と地域研究」
  • 交流のひろば:「紛争から復興・開発支援へ:地域研究から実践を考える」石井正子
  • 世界の地域研究機関:「ヘルダー研究所」志摩園子
  • フィールド・ノートの行間で13:「レーニン博物館を訪れて」北川美由季
  • 地域研の出版物

『地域研ニュース』No.12(2001年3月30日発行)

  • 人と話題の「博情報館」11「豊かな人間社会を創造する社会技術と設計の思想」吉川弘之×松原正毅
  • 交流のひろば:「方法としての交流コスト 」高良倉吉
  • 世界の地域研究機関:「ウッドロー・ウィルソン国際学術センター」藤原帰一/「東北大学 東北アジア研究センター」徳田昌則
  • 研究活動の紹介:特別共同研究「国家と民俗集団」第5回シンポジウム「東南アジア熱帯林史 民族・国家・グローバリゼーション」/特別共同研究「人口移動委の基礎研究」第6回シンポジウム「中東を越える人口移動 移民・離散・ネットワーク」/第7回文部省国際地域研究集会「東方アジア地域とオセアニア地域における根栽農耕」
  • 出版物のお知らせ
  • 活動の記録
  • フィールド・ノートの行間で12:「砂漠のKGB」石田紀郎

『地域研ニュース』No.11(2000年9月18日発行)

  • 人と話題の「博情報館」10:「めざすは地球社会のフィロソフィー構築」本間長世×松原正毅
  • 交流のひろば:「地域研究──人、言葉、モノのネットワークを把握する」足立明
  • 世界の地域研究機関:「鹿児島大学 多島圏研究センター」野田伸一、「東南アジア研究所(ISEAS)」佐藤清隆
  • 研究活動の紹介:三つの国際シンポジウムを開催/新たにスタートした連携研究の概要/三つのプロジェクトが成果の取りまとめ段階に/ペルー社会の現在を探る研究会、現地調査を実施
  • 活動の記録
  • 出版物のお知らせ
  • フィールド・ノートの行間で11:「マレー世界のアラブ系ムスリム」臼杵陽

『地域研ニュース』No.10(2000年3月10日発行)

  • 人と話題の「博情報館」9:「流動性ある学術体制が拓く新たな学問の世界」河合隼雄×松原正毅
  • 交流のひろば:「比較研究の試み 家族比較の5か国比較から」落合恵美子
  • 世界の地域研究機関:「アラブ・イスラム世界研究所(IREMAM)」宮治一雄、「上智大学 イベロアメリカ研究所」小林一宏
  • 研究活動の紹介:国際シンポジウム「南アジアの人口移動の比較研究──移動、定住、ディアスポラ」「ラテンアメリカにおける国民国家、エスニシティおよび民主主義」/文部省国際地域研究集会「変貌するアフリカとアフリカ研究」
  • 出版物のお知らせ
  • 活動の記録
  • フィールド・ノートの行間で10:「カマラ氏のコンゴ」武内進一

『地域研ニュース』No.9(1999年9月3日発行)

  • 人と話題の「博情報館」8:「百花繚乱の学術研究世界をめざして」猪瀬博×松原正毅
  • 交流のひろば:「地域研究の対象としてのイギリス」木畑洋一
  • 世界の地域研究機関:「東京大学 アメリカ研究資料センター」油井大三郎、「エルサレム・ヘブライ大学 トルーマン研究所」臼杵陽
  • 研究活動の紹介:三つの国際シンポジウムを開催/四つのプロジェクトが成果のとりまとめ段階に/平成11年度にスタートした連携・共同研究の概要
  • 出版物のお知らせ
  • 活動の記録
  • フィールド・ノートの行間で9:「テロリストたちが消えたアンデス」村上勇介

『地域研ニュース』No.8(1999年2月26日発行)

  • 人と話題の「博情報館」7:「21世紀は賭の学問の時代」蓮實重彦×松原正毅
  • 交流のひろば:「二者関係モデル、三者関係モデルからヨーロッパの民族問題をみる」梶田孝道
  • 世界の地域研究機関:「お茶の水女子大学 ジェンダー研究センター」舘かおる、「ペルー問題研究所(IEP)」村上勇介
  • 研究活動の報告:平成10年度にスタートした五つの連携・共同研究の概要/二つの国際シンポジウムを開催/アメリカをめぐる文部省国際地域研究集会に約70名が参加
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で8:「黄金の島」赤嶺淳

『地域研ニュース』No.7(1998年8月20日発行)

  • 人と話題の「博情報館」6:「日本の学術体制と地域研究」阿部謹也×松原正毅
  • 交流のひろば:「海の東南アジア研究」村井吉敬
  • 世界の地域研究機関:「東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所」三尾裕子、「国際アジア研究所(IIAS)」阿部健一
  • 研究活動の報告:連携研究と共同研究のお知らせ/「国家と民族集団」、「人口移動の基礎研究」が国際シンポジウムを実施/文部省国際地域研究集会を開催
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で7:「宴はつづく……」帯谷知可

『地域研ニュース』No.6(1998年2月27日発行)

  • 人と話題の「博情報館」5:「南アジアの地域研究が担う学問的役割とその展開」長崎暢子×松原正毅
  • 交流のひろば:「グローバル・イシューとしての現代移民研究」伊豫谷登士翁
  • 世界の地域研究機関:「上智大学 アジア文化研究所」寺田勇文、「CSDS/発展社会研究センター」押川文子
  • 研究活動の報告:四つの連携・共同研究が成果をとりまとめ、新たな装いで再出発
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で6:「市場主義経済下の雲南」阿部健一

『地域研ニュース』No.5(1997年6月10日発行)

  • 人と話題の「博情報館」4:「人文・社会科学の土台としての地域研究」中嶋嶺雄×松原正毅
  • 交流のひろば:「ロシアの地域史研究の課題と可能性」奥田央
  • 世界の地域研究機関:「ドイツ海外研究所 イベロアメリカ研究所」山田睦男、「京都大学 生態学研究センター」和田英太郎
  • 研究活動の報告:四つのプロジェクトが成果のとりまとめ段階に/二つの国際シンポジウムを開催/文部省国際シンポジウムに延べ60人が集う/二つの連携研究がシンポジウムを開催/文部省新プログラム方式による研究に参加
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で5:「FWBOの女性」島岩

『地域研ニュース』No.4(1996年10月15日発行)

  • 人と話題の「博情報館」3:「イスラーム世界を知れば、世界の動きがみえてくる」佐藤次高×松原正毅
  • 交流のひろば:「大学カリキュラムとしての『地域研究』」吉田昌夫
  • 世界の地域研究機関:「東京大学 東洋文化研究所」濱下武志、「オクスフォード大学 セント・アントニーズ校 中東研究所」池田明史
  • 研究活動の報告:新たに四つの連携・共同研究がスタート/「人口移動の基礎的研究」第1回国際シンポジウム
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で4:「ティンダウンジー村のチッミャイン老」高橋昭雄

『地域研ニュース』No.3(1996年3月28日発行)

  • 人と話題の「博情報館」2:「地域研究の現在的役割」下河辺淳×松原正毅
  • 交流のひろば:「『地域研究』の落とし穴」毛里和子
  • 世界の地域研究機関:「北海道大学 スラブ研究センター」望月哲夫、「オーストラリア国立大学 太平洋アジア研究所」中川敏
  • 研究活動の報告:新たな連携・共同研究がくわわる/「第2回国際地域研究集会──ラテンアメリカの都市と農村」報告 山田睦男
  • 地域研の活動
  • フィールド・ノートの行間で3:「エコロジストとアボリジニ──核実験反対運動の裏側で」細川弘明

『地域研ニュース』No.2(1995年9月1日発行)

  • 人と話題の「博情報館」1:「地域研究の意義と可能性」梅棹忠夫×松原正毅
  • 交流のひろば:「『地域研究』と『地域学』のあいだ」恒川惠一
  • 世界の地域研究機関:「コロンビア大学 中東研究所」高橋和夫、「京都大学 東南アジア研究センター」山田勇
  • 研究活動の報告:研究体制と研究課題/「日米地域研究会議」報告 松原正毅
  • フィールド・ノートの行間で2:「アンデスに博物館を作る」大貫良夫

『地域研ニュース』No.1(1995年3月22日発行)

  • 「地域研究企画交流センターの発足にあたって」松原正毅
  • 「地域研の活動に期待する」岡村豊
  • 「地域研究の結節点としての役割を果たすために」佐々木高明
  • 地域研の概要/基本的性格/活動計画
  • 地域研に託す夢
  • 「新しい発想と方法論を」本間長世
  • 「なぜ企画交流センターが必要なのか」五十嵐武士
  • 「地域から見る世界像」石毛直道
  • 「CHIIKIKENKYUの世界化のために」板垣雄三
  • 「連携研究に期待する」上岡弘二
  • 「まずは手薄な地域の調査の促進から」川那部浩哉
  • 「研究組織間の連携を」後藤明
  • 「地域研究あるべき姿を」立本成文
  • 「ネットワーク形成の根拠」藤井知昭
  • 「企画交流と連携の機能に期待」細野昭雄
  • 設立までのあゆみ
  • フィールド・ノートの行間で1:「クーフィアの皺」上田篤

No.6(Summer 2000)

  • Recent JCAS Symposia: JCAS International Symposia in 1999-2000
  • Upcoming JCAS Symposia and Conference: Vegeculture in Eastern Asia and Oceania/ Tropical Forest History in Southeast Asia/ Population Movement Beyond the Middle East: Migration, Diaspora, and Network
  • An Outside View: “Academic Cooperation between Japan and the Philippines” Leslie E. BAUZON/ “Islam in the Balkans” Valeria HEUBERGER
  • JCAS Activities
  • JCAS New Publication
  • Area Research Institute 5: Institute of Asian Cultures
  • Area-Focused Academic Societies 5: The Japan Association for Asian Studies(Aziya Seikei Gakkai)/ The Japanese
  • Association for Canadian Studies(JACS)
  • Perspective: “Responsibilities of Researchers in Area Studies” OSONOI Shigeo

No.5(Summer 1999)

  • Recent JCAS Symposia: Three International Symposia Held
  • Upcoming Symposia and Conference: Movements, Settlements and Diaspora: South Asian Migration in a Comparative Perspective/ Rewriting Africa: Towards a Renaissance or Collapse? / Estados nacionales, etnicidad y democracia en America Latina(Nation States, Ethnicity and Democracy in Latin America)
  • Activities
  • An Outside View: “Research on History and Education” Barbara S. GAERLAN/ “A Multidisciplinary Approach to Population Southeast Asia” Mya THAN
  • Upcoming Events: International Symposium on Muslim Societies/ Conference on Contemporary South Asia/ Second Workshop on Social Changes in Peru
  • Area Research Institute 4: The Slavic Research Center
  • Area-Focused Academic Societies 4: The Japan Association for African Studies/ The Japanese Society for Oceanic Studies
  • Perspective: “The Significance of African Area Studies” TOMINAGA Chizuko

No.4(Summer 1998)

  • Recent JCAS Symposia: Migration in Central Asia: Its History and Current Problems/ Regionalism and Migration in the Context of European Integration/ Islam in Middle Eastern Studies: Muslims and Minorities
  • Upcoming Symposia and Conference: Population Movement in Southeast Asia - Flight, Development, and Identity/ Fussing Modernity: Appropriation of History and Political Mobilization in South Asia/ The Public and the Private in the United States
  • An Outside View: “A Renewed Perspective on the Andes” Marcos Cueto/ “New Dimensions of Central Asian Studies” John Schoeberlein
  • Activities
  • Area Research Institute 3: Institute for the Study of Languages and Cultures of Asia and Africa
  • Area-Focused Academic Societies 3: The Japanese Society for Slavic and East European Studies/ The Japan Society for Southeast Asian History
  • Perspective: “American Studies and Cultural Fusion between East and West” YUI Daizaburo

No.3(Winter 1997)

  • Recent JCAS Symposia: Population Movement in the Modern World: Diversified Migration Patterns of North America/ State, Nation, and Ethnic Relations: State Formation and Ethnic Relations in the Middle East/ The Third International Area Study Conference: South Asia Under Economic Reforms
  • Upcoming Symposia and Conference: Migration in Central Asia: Its History and Current Problems/ Regions and Immigration in the Context of European Integration
  • An Outside View: “The Potential of Gender/ Women’s Studies in the Arab Region” Prof. Cynthia Nelson/ “Area-Based Knowledge and the Social Sciences” Ms. Sheri H. Ranis
  • Activities: Achievements Summarized, Four Joint Projects Restarted in New Framework/ Launching the First Issue(vol.1, No.1) of the JCAS Review
  • Area Research Institute 2: Institute of Oriental Culture, The University of Tokyo
  • Area-Focused Academic Societies 2: The Japanese Association for American Studies/ Japan Association for Latin American Studies
  • Perspective: “Egypt Viewed from Periphery” Prof. KATO Hiroshi

No.2(Autumn 1996)

  • Recent JCAS Symposia: Contemporary Migration in Oceania/ Ciudad y Campo en America Latina
  • Upcoming Symposia and Conference: North America Migration/ State Formation and Ethnic Relations in the Middle East/ South Asia under the Economic Reforms
  • An Outside View: “The Benefit of Area Studies for Western Samoa Research” Prof. Cluny Macpherson / “Laying a Foundation for More Productive Research” Prof. Alan Gilbert
  • Activities
  • Area Research Institute 1: Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
  • Area-Focused Academic Societies 1: Japan Association for Middle East Studies/ The Japanese Association for South Asian Studies
  • Perspective: “Area Studies and Research on Thailand --Toward a Theory of Industrial Relations” Prof. SUEHIRO Akira

No.1(Summer 1995)

  • The Tasks Ahead: ”Nurturing a New Vision” MATSUBARA Masatake
  • Founding Principles: An Integrated Approach to Area Studies
  • Core Functions: JCAS Combines Basic Studies and Information Services
  • Organization: Structured as a Growing Institution
  • Activities: JCAS Crosses Institutional and National Borders
  • An Outside View: “ Foreign Research in Argentina” Prof. Carlos Reboratti
  • Area Studies and Japan:”A New Chapter in a Long Tradition” Prof. YAMADA Mutsuo